先端設備等導入計画の認定|相模原市

先月のことですが、申請のサポートをさせていただいた先端設備等導入計画の認定を相模原市から受けることができました。

先端設備等導入計画は、特定の設備の導入計画について自治体からの認定を受けることで固定資産税の減免(全額の免除~1/2の減額)を受けることができる制度です。

類似する申請に、経営力向上計画の認定というものがあり、こちらも特定の設備の導入計画について認定を受けることで、法人税または所得税について一括償却または減額を受けるとこができるという制度です。

 

2つの制度で認定の対象となる設備は、生産性の向上に資するものであることが必要となりますが、この生産性向上の要件を証明するもの(工業会証明書)を工業会から入手する必要があります。

この工業会の生産性向上要件証明書を入手できれば、先端設備等導入計画も経営力向上計画も認定を受けることができるとほぼ考えられますが、今回の導入設備は医療機器であり、先端設備等導入計画の対象としかなりませんでした。

経営力向上計画では医療保健機関が取得する医療機器は対象となりません。

 

先端設備では設備導入前に認定を受けることが必要ですが、経営力向上計画では設備導入後に認定を受けることも認められています。

そのため設備導入のタイミングによっては経営力向上計画の申請はできるけれど、先端設備等導入計画の申請には間に合わないといったことは、これまでに何回もありましたが、

導入する設備が一方では対象となり、他方では対象とならなかったのは今回が初めてのケースです。

 

また、今回の申請先である相模原市では、郵送申請にあたり返信用のレターパックの同封は不要で、相模原市側の料金負担で認定書の郵送をおこなうとのことでした。

先端設備等導入計画の認定書がレターパックで発送される場合には、レターパックの追跡番号(ネット上で確認できる)で認定書が発送されたこと(=認定を受けたこと)を確認することができ便利だったのですが、今回の申請では追跡ができなず、やや不便を感じました。

レターパックは本当に便利ですね。