資本性劣後ローン 中小企業の命綱

先日の記事で取り上げた「資本性劣後ローン」ですが、本日の読売新聞4面で「劣後ローン中小の命綱」とのタイトルで記事にされていました。

資本性劣後ローンは本来は借入であるにもかかわらず自己資本とみなされるので、財務状況(自己資本比率)は悪くならないどころか、むしろ向上します。

政府系金融機関(日本政策金融公庫、商工組合中央金庫)が設けた資本性劣後ローンを利用することにより、財務状況の悪化した中小企業でも民間金融機関からの融資を受けやすくなる「呼び水効果」が期待されるため、資本性劣後ローンを利用する動きが広まっているそうです。

コロナ禍により過剰な債務が蓄積された中小企業とっては資本性劣後ローンを利用することにより、資金繰りとともに財務状況を向上させ、さらなる資金調達へと結びつける効果は大きいですね。